韓国・ソウルから取材班・近藤由香利記者が解説:弾劾を求める議案は、先週に続いて2回目、可決される見通しは強まっているのか?「与党はきょうも議員総会を開いて、採決にどう対応するのか、検討を続けている。このため、議案が可決されるのかどうか、見通すのは難しい状況。韓国では可決に近づきつつあると伝えるメディアも、一部出てきている。可決には、与党から少なくとも8人の議員が賛成に回る必要があるが、きょうまでに6人の与党議員が賛成、1人が採決が行われる本会議に出席する意思を示した。きょう、新たに賛成する意思を示した与党議員は“大統領の去就は本人が選択するのではなく、国民が選択しなければならない”と述べて、世論の高まりを意識しながら判断したことをうかがわせていた。国会議事堂の近くにあるNHKソウル支局では、夜になっても弾劾を求める市民の抗議集会の音が聞こえてきた。与党がきょうのユン大統領の談話、そして世論の高まりをどのように受け止めて採決に臨むのか、予断を許さない状況が続いている」。(中継)韓国・ソウル。