ヨンヒさんの祖母が先に脱北を試みるも、中国で拘束されて北朝鮮の収容所へ。痩せ細った祖母からは「広い世界に行ったほうがいい」と言われ、ヨンヒさんは1人で脱北に踏み切った。協力してくれる女性ブローカーがいて、夫は北朝鮮警察だった。袖の下を渡すと、夫は警察の権力を使い、国境警備隊にヨンヒさんを見逃すように指示した。ヨンヒさんは雨で増水していた川を泳ぎきり、中国へ。別のブローカーと合流するも中国側の警戒が厳しく、北京から約3000km離れたラオスの韓国大使館を目指した。だが、中国の公安に拘束されてしまう。