柔道男子90キロ級に、日本人の父、米国人の母を持つ村尾三四郎が登場。初戦、エストニア・Kカルジュライドと対戦。開始44秒、大外刈りで一本。準々決勝ではアラブ首長国連邦・A・グリゴリアンと対戦。反則勝ちで勝利を収めた。準決勝ではフランス・M・ヌギャップ ハンボウと対戦。開始3分30秒、合わせ技一本で決勝進出を果たした。決勝ではライバル、前回大会王者ジョージア・L・ベカウリと対戦。開始1分、村尾三四郎が技ありを奪った。しかし2分37秒、ベカウリがすくい投げで技ありを奪い、両者並ぶ展開となった。村尾三四郎はその後も積極的に仕掛けた。3分半経過した時、村尾三四郎が内股で技ありを奪ったように見えたが、審判は反応しなかった。疑惑の判定に日本陣営は両手を挙げてアピールしたが認められなかった。その後、ベカウリが技ありを決め、合わせ技一本で勝利をおさめ、金メダルを獲得。村尾三四郎は銀メダルとなった。村尾選手は「自信を持って戦った。悔しさが残る」などとコメントした。