8日から米国で始まる世界最大規模のテクノロジーの見本市・CESを前に、ソニーホンダモビリティによる初めての量産型EVモデル「AFEELA1」が公開された。フロントガラスの上部などに搭載された合わせて40のカメラやセンサーなどで周囲の状況を把握し、運転を支援する。車内には大型ディスプレーが搭載され、ソニーが強みとする様々なコンテンツを楽しむことができ、AIエージェントが提案してくれる機能も備えている。価格は8万9900ドル、日本円で約1400万円からで、米国で最大のEV市場であるカリフォルニア州を皮切りに7日から受注を始め、来年半ばには納車を始める予定で、日本でも来年中の納車を目指すとしている。またソニーグループが得意とする撮影技術に関しては最新の技術も。セットの背景に映像を映し出し、被写体と組み合わせて撮影するバーチャルプロダクション。ソニーの最新技術では、車の揺れなどの動きを土台の装置で再現するだけでなく、撮影するカメラの角度や動きをプログラムすることが可能だということで、ドラマや映画などの撮影現場でコストが削減できるほか、映像表現の幅を広げられるとしている。