三重県にある「鳥羽水族館」では国内で唯一ラッコを飼育している。1983年10月に野生のラッコが4頭やってきた。飼育員の石原良浩さんはラッコを担当して42年、これまで14頭を飼育してきたベテラン。入社3年目にラッコ担当に任命され手作業での飼育が始まった。1984年、日本で初めてラッコの赤ちゃんが誕生した。90年代をピークにラッコは減少。現在飼育されているメイを産んだ母親は3回の死産を経験、石原さんは母親ラッコのこれまでの行動や体重の変化を徹底的に観察し餌の量や種類を工夫し泊まり込むなどして見守り続けたという。石原さんは「仮に定年でやめたとしても何らかの形でラッコには関わっていきたい」「感謝しかない、きょうも元気でいてくれた」などと語った。
