今では生活に溶け込んでいる自動販売機。日本で普及し始めたのは1960年代。この時代から約60年。日本の自動販売機の普及について自動販売機マニア・石田健三郎さんは「1960年代は自動販売機が爆発的に増えた時期の第1段階。“コカコーラ”の自動販売機出る。デパートとかの屋上にオレンジジュースが噴出型“オアシス”が爆発的ヒット。日本国民に“自動販売機は飲み物を買うもの”という意識が根付いた」と述べた。石田さんによると1970年代に冷たい飲み物と温かい飲み物が1台で買える自動販売機が登場し、急激に普及台数が増加したという。しかし2000年代に入るとコンビニエンスストアなどの普及により自動販売機が影響を受けた。日本コカ・コーラでは2003年に地域貢献型自動販売機を設置。災害発生時に搭載された電光掲示板で情報を流したり、飲料を無償で提供したりするもので全国に約6000台設置。東日本大震災の時にも約400台が稼働。寄付型の自動販売機。日本介助犬協会によると売り上げの一部は介助犬の育成普及に充てられる。15年前から始めたもので全国に90台設置されている。石田さんは今後注目する自動販売機について、「米国で生まれた最新型の自動販売機“Yo−Kai Express”。買って90秒でアツアツのラーメンが食べられるもの。米国はさらに自動運転技術をくっつけて、街中を走ってくれる実証実験が進んでいる」と述べた。