ヨーロッパの主要国の首脳が、ウクライナとロシアの停戦に向けて団結して対応することを確認するため、フランス・パリで緊急会合を開催。アメリカとロシアも停戦に向けた協議の準備を進めている。ヨーロッパ首脳の会合は、フランス・マクロン大統領が呼びかけで開催され、イギリス・スターマー首相、ヨーロッパ委員会・フォンデアライエン委員長らが参加した。開催の背景には、ウクライナ和平に向けた交渉が、アメリカとロシアの2カ国の主導で進むことへの警戒感があり、改めてヨーロッパが足並みをそろえて対応することを示す狙いがる。停戦後に、ウクライナに平和維持部隊を派兵することについては、スターマー首相が前向きな姿勢を示した一方、ドイツ・ショルツ首相は派兵の議論は時期尚早と語るなど温度差もみられた。一方、アメリカとロシアによる交渉は、アメリカ・ルビオ国務長官が、ロシア側との協議に向け、サウジアラビア・リヤドに到着したほか、ロシアからはラブロフ外相が現地入りした。両者は18日に協議を行う予定でトランプ大統領とロシア・プーチン大統領の首脳会談の日程などを議論するとみられる。