米国大統領選挙まであと2週間。ここに来て、ハリス副大統領の勢いに陰りが出ている。両候補者はどちらが勝つかわからない7つの激戦州を飛び回っている。トランプ氏の集会場では開始前に長蛇の列。米国大統領選の激戦7州の平均支持率(トランプ氏、ハリス氏)のグラフを紹介。ハリス氏は大統領候補となってから急速に支持を伸ばし、9月にはトランプ前大統領を上回るまでになった。ところが、10月に入った頃から失速。トランプ氏がわずかながら優位に戦いを進めている。黒人有権者の支持は、4年前のバイデン氏と比べ大きく下回っていて、中南米系の支持も前回ほどの広がりがない。さらに、中東情勢の悪化を受け、若者の間の政権批判も根強いという。しかし、ペンシルベニア州の郵便投票希望者数約3万2000人の多くは民主党支持者で共和党支持者の方が少ない。民主党エリー郡支部・サムタラリコ支部長は「選挙活動はかなり活発でかつてないほどの熱狂が生まれている」。