海や川など自然の中で行われるオープンウォータースイミング。日本では1996年に初めて国際大会が開催された。2008年の北京五輪から正式種目に採用された。その後日本を代表する選手となった貴田裕美さんはもともと競泳専門だったが、2010年からオープンウォータースイミングとの二刀流に挑戦した。貴田さんによると、普段は30℃のプールでしか泳いでなかったのに、いきなり17℃の海に放り込まれて衝撃的だったという。それでも自然への対策や密集の中を泳ぐ技術など経験を積んでいき2012年に日本人初の五輪出場を果たし、以降は五輪3大会連続で出場した。現在はオープンウォータースイミングの強化・戦略スタッフとして後輩を指導している。