イギリスで首相経験者が閣僚に再び起用されるのは53年ぶりで、経験豊富で知名度の高いキャメロン元首相を外相に起用することで与党保守党の支持率の回復を狙うものとみらえる。イギリスでは再来年1月までに総選挙が行われる。スナク首相が就任した去年10月あたりから保守党の支持率は低迷を続けており今月8日時点での支持率は23%で、労働党は47%となる。キャメロン氏は首相時代経済成長と財政再建を両立させたことで一定の支持を得ている。キャメロン氏は中国との経済的な関係を重視し、スナク首相は中国に対し強硬姿勢を取っている。