英国では9日、今月4日の総選挙で14年ぶりに政権が交代した後、初めての議会が開かれた。スターマー首相は“人種、ジェンダー面で英国史上最も多様な議会だ”と強調した上で、国民の生活改善に取り組む決意を示した。総選挙で議席数を200以上減らした保守党・スナク党首は落選した元議員たちに改めて謝罪した上で、“信頼回復は人々が何を期待しているのか思い出すことから始まる。それは新政府の責任を問い続けていくことだ”と述べ、最大野党の役割を果たしていく決意を示した。政府の施政方針は今月17日にチャールズ国王が読み上げる予定だが、これに先立ちリーブス財務相はこの日、新政権が最も重視する経済成長の実現のため基金を設けクリーンエネルギー分野などに世界中から投資を呼び込み雇用創出する計画を明らかにした。