今月、復活祭が全世界で祝われた。プーチン大統領は復活祭に合わせて30日間の停戦を一方的に発表した。これに対しゼレンスキー大統領は「ロシアの行動を鏡で映すように行動する。沈黙には沈黙。攻撃には守りの攻撃」と述べ、復活祭以降も停戦の延長を求めた。しかしトランプ大統領の停戦交渉は難航し瀬戸際の状況を迎えている。ウクライナはキールの聖ミハイル黄金ドーム修道院で復活祭の儀式を行った。10世紀東方正教をキエフルーシが東スラブのキリスト教の中心となっていた。正教徒にとっていわば聖地といえる場所だがロシアからのドローン・ミサイル攻撃を今も受け続けている。ウクライナ正教会は真実の勝利と公平な平和の訪れを祈っている。ロシアはでモスクワにあるロシアの正教総本山の救世主ハリストス大聖堂で復活祭が行われ、プーチン大統領も参列した。プーチン政権にとって国教的存在。キリル総主教は軍事侵攻を支えている。東方正教会はロシアにおいてもウクライナにおいても正教としての教義に違いはない。東方正教会とカトリックが同じ日に復活祭を祝う今年はウクライナにとって特別な意味をもつ。復活祭が狩猟した21日、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が亡くなった。ウクライナでの平和的解決を訴えいていて、どのように意思を継ぐのか課題となる。ウクライナ・ロシアは多くの停戦違反があったとお互いに非難している。今、トランプ大統領の仲介の停戦交渉が瀬戸際の状況を迎えている。アメリカ・ウクライナが無条件での30日間の一時停戦を提案したが、プーチン大統領は受け入れず。それどころか復活祭に向けロシアは攻勢を強めウクライナにミサイルやドローンの攻撃を強めている。トランプ大統領は苛立ちを強め停戦交渉から手を引くことも示唆した。今月になって交渉の動きがヨーロッパも巻き込み活発化している。復活祭の停戦が本格的な停戦への道筋になるのか状況は不透明。ゼレンスキー大統領は復活祭後の停戦の延長や攻撃停止を提案している。しかしロシアはウクライナへの攻撃を早くも再開した。停戦交渉のデッドラインが近づいているように思われる。あとはプーチン大統領がどのように決断するのか。停戦の提案に対して原則的に合意する、shかしYes Butの姿勢をとり、さらなる引き伸ばし戦術を続けるかもしれない。融和的な姿勢を続けていたアメリカもロシアへの圧力カードを切れるか。