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「リッチランド(アメリカ)」 のテレビ露出情報

今から7年前、ワシントン州リッチランドに留学した当時高校生の古賀野々華さんは図らずも戦争の記憶と向き合うこととなった。この町では道路沿いの看板の多くに原子力を意味するATOMICという言葉が使われている。この町は核兵器開発を推し進めたマンハッタン計画のもと、原子爆弾「ファットマン」の製造に大きく関わった町だった。また高校のシンボルマークにきのこ雲が使われていたり、校内の壁には爆撃機が描かれるなど古賀さんを驚かせた。古賀さんは留学当初は新生活に慣れることに必死だったことなどから流して生活し、次第にきのこ雲のマークにも違和感を覚えなくなっていったそう。しかしある日、きのこ雲のパーカーを着ていた古賀さんにアメリカ人教師のショーン・マーフィーさんがなぜそんな服を着られるのかと尋ね、同時にそれが長崎に落とされた原爆のものだと教えたそう。古賀さんは原爆について知っているにも関わらず何も考えずに過ごしてきたことを恥じ、その日を境に原爆の歴史を学び始めたそう。そして帰国1か月前に原爆への思いを全校生徒にビデオメッセージとして伝えることを決心。現在でも多くの人達に再生されているという。

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