東京・江東区にあるオフィスビルにセルファイバという企業がある。2015年に創業し27人の従業員がいる東京大学発のスタートアップ。社長は古石和親。古石和親の薬学部助教などを経て大手化学メーカーで再生医療事業などを手掛けていた。70%のコストカットが期待できる技術があるというが、細胞を培養するファイバはチューブの先から色味がかったものが。細い糸のようなものが出ているが、これが繊維状の管のファイバ。ファイバの中が空洞になっていて、この中に細胞を入れて培養できる。細胞やファイバはほぼ無色で、直径0.3ミリの管に細胞が。一般的な培養はシャーレの中で行う。細胞は上に重なることはなく、横に広がって増える性質があり、シャーレで培養できる数には限りがある。1人分の治療に使う細胞を培養しようとすると22個のシャーレが必要。しかし細胞がファイバを守るために、間同士が重なっても細胞には問題ない。1人分に使う細胞ではシャーレが一つで可能になる。細胞はわずかな振動や温度変化で死んでしまう。従来の部分では人に頼る部分が多く、膨大な人件費などがかかっていた。しかしこの技術を使えばそうしたコストを大幅に削減できる。 事業統括部長の中島克彦が持ってきたのはファイバの主原料。海藻類からとれるアルギン酸に加えるのはカルシウム。瞬時にゲル化するという。
今回一緒に話を聞くのは岡野栄之。国際幹細胞学会の理事長に就任し、今月2日に科学顧問を務める。サンバイオ社が開発した再生医療製品が世界で再生医療に初めて患者の脳内に投与された。再生医療に使用される細胞は主に幹細胞、免疫系細胞、iPS細胞の3つ。セルファイバの独自技術を深堀りしていく。古石はセルファイバの技術については中空のファイバの中に細胞を封入して細胞を育てると答えた。ファイバで細胞で培養するメリットについては細胞を外的な要因から守る、小さなスペースで培養できることもポイントだという。培養コストについて中島は、スタンダードな方法で行うと100人分は1億5000万円。ファイバでは2000~3000万円にまで抑えられる(セルファイバ調べ)。
再生医療には2つの法律があり、再生医療等安全確保法は医療機関が再生医療等を提供する時に遵守しなくてはならない事項を定めたもの。医薬品医療機器等法は再生医療の実用化に対応するために再生医療等製品の特性を踏まえた承認・許可制度のことで、これまでに26が承認を得ている。注目されているのは、大阪大学のスタートアップ企業が開発したiPS細胞由来の心筋シートのリハート。初めて患者に使用され、動きの弱った心臓にシートを貼り付けることで、心臓の拍動を補助する。価格は5320万円。自己負担上限額は53万円ほど。
今回一緒に話を聞くのは岡野栄之。国際幹細胞学会の理事長に就任し、今月2日に科学顧問を務める。サンバイオ社が開発した再生医療製品が世界で再生医療に初めて患者の脳内に投与された。再生医療に使用される細胞は主に幹細胞、免疫系細胞、iPS細胞の3つ。セルファイバの独自技術を深堀りしていく。古石はセルファイバの技術については中空のファイバの中に細胞を封入して細胞を育てると答えた。ファイバで細胞で培養するメリットについては細胞を外的な要因から守る、小さなスペースで培養できることもポイントだという。培養コストについて中島は、スタンダードな方法で行うと100人分は1億5000万円。ファイバでは2000~3000万円にまで抑えられる(セルファイバ調べ)。
再生医療には2つの法律があり、再生医療等安全確保法は医療機関が再生医療等を提供する時に遵守しなくてはならない事項を定めたもの。医薬品医療機器等法は再生医療の実用化に対応するために再生医療等製品の特性を踏まえた承認・許可制度のことで、これまでに26が承認を得ている。注目されているのは、大阪大学のスタートアップ企業が開発したiPS細胞由来の心筋シートのリハート。初めて患者に使用され、動きの弱った心臓にシートを貼り付けることで、心臓の拍動を補助する。価格は5320万円。自己負担上限額は53万円ほど。
