今日の東京市場はアメリカ株の続落を受けて弱い動きが想定される。今晩アメリカでの発表を控え、来週も重要イベントが目白押しなので様子見ムードが強まると予想される。企業業績の観点からすると日本株に不安がないように思う。日本は足元ではやや低下気味ではあるが、情報修正が優勢な状況。マイナスで推移する欧米とは対象的な動きで、これからの決算発表が重要な判断のポイントになってくる。イールドスプレッドで見ると欧米と比較すると依然として割安な状態にあるといえ、日本固有の悪材料が出現してこない限り、投資妙味があるのではないかと考える。世界においての日本株のシェアは今年になって底打ちしたことが確認できる。海外投資家の日本株保有はまだ十分に進んでおらず、いまだ割安に放置されている可能性がある。