収入減少などでローンが支払えなくなる住宅ローン破綻が問題になっている。住宅ローンコンサルタントの富永さんの会社には月200〜300件ローン破綻の相談があり、3割はシニア世代からの相談。千葉県に住む夫婦は1800万円かけて家を建て直した際に30年のローンを組み毎月9万円を返済してきたが、夫がひざの病気で仕事を辞め妻も病気で介護が必要な生活になった。残りのローン300万円程度だが、収入はあわせて10万円ほどで返済が困難となった。富永さんは自宅を売却して現金化したうえで毎月家賃を支払うことで売却した自宅に賃貸の形で住み続けられるリースバックを提案した。