レスリングの男子グレコローマンスタイル60キロ級で、文田健一郎(28)が金メダルを獲得。東京五輪では惜しくも銀メダル。当時、ZIP!の取材に「銀メダルという自分の中では悔しい結果だった。3年後、次は一番いい色のメダルを持って報告できれば」と語っていた。日本体育大学では文田選手の試合を盛り上げるため恩師・松本慎吾監督や後輩たちが集まる。試合時間は6分で上半身のみが攻撃範囲のグレコローマンスタイル。運命の6分間がスタート。相手が消極的と判断され文田に1点。さらに得点のチャンス。柔らかい体をいかして相手をまわして2ポイント。第2ピリオド、文田が消極的と判断され相手に1点、失点のピンチ。猛攻をしのいだ。グレコローマンスタイル日本勢40年ぶりの快挙。文田選手は「経験したことがないような苦しい期間もあって、同じぐらい楽しいこともあって、トータルしてプラスが上回っていたので優勝できたのかと思う」と語った。