東京都の税金使い道問題。東京・渋谷区で新たなビッグプロジェクトが始動。予算は113億円。舞台は渋谷区笹塚、代々木などを通る全長2.6キロ、玉川上水旧水路緑道。約370年前、江戸幕府3代将軍・家光時代、参勤交代の制度が確立すると江戸の人口は急増し、飲料水などが不足。そこで立ち上がったのが兄・庄右衛門、弟・清右衛門の玉川兄弟。江戸に水を運ぶため新たな水路を掘り進め、玉川上水が完成した。昭和50年代以降、ほかの水路を確保できたこともあり、渋谷区内の玉川上水は遊歩道状に整備され緑道として生まれ変わった。しかし40年が経過した今、激しく老朽化が進み、今回113億円もの再整備計画が始動した。今、物議を醸しているのがベンチ。全15基分の予算は6240万円。渋谷区議会でも質問が相次いだ。