ロシアとウクライナの直接協議は、トルコのイスタンブールにある宮殿で日本時間のきょう午後9時前から行われ、1時間あまりで終了した。両国の直接協議は約3年ぶりに行われた先月に続いて2回目。ウクライナのメディアによると、ウクライナの代表団を率いたウメロフ国防相は、双方は新たな捕虜交換で合意したと述べたという。和平をめぐるそれぞれの覚書を提示したとみられ、トルコの国営放送は協議について、否定的な結果にはならなかったとするトルコ外務省報道官の見解を伝えている。ウクライナ情勢を巡っては、ロシア軍が多数の死傷者を出しながらもウクライナ東部中心に攻勢を強める一方、ウクライナ保安庁は2日、ロシア各地の軍用飛行場を無人機で攻撃し戦略爆撃機など41機に損害を与えたと発表し、双方の激しい攻撃が続いている。