きのうの日経平均株価の終値は、前の日より230円安い3万7298円。半導体関連株に売りが広がったことが要因だ。根津アジアキャピタルリミテッドの河北博光氏は、「エヌビディアの決算前に、早くも様子見気分が強まったというところが大きい。ルネサスエレクトロニクスの取引先がアメリカで破産法を申請準備と報道があった。ルネサス株が大幅に下落したということもある」とのこと。円高も重しとなった。為替相場では円が上昇し、1ドル143円台を付け、およそ2週間ぶりの水準となった。河北氏は「毎回、日米交渉の前に懸念が広がって円高が進むが、円安是正が求められない可能性も高い。その場合は、円安が進む可能性が高い」という。