厚生労働省は日本のエーザイとアメリカのバイオジェンが共同開発したアルツハイマー病の治療薬「レカネマブ」を今日正式承認した。アルツハイマー病の原因とされる異常タンパク質を除去可能で、病状の進行を抑制する事が期待されている。アルツハイマー病の原因物質を直接取り除くための薬の国内承認は初で、軽度認知障害やアルツハイマー病発祥の初期段階の人を対象とした使用となる。価格はアメリカでは年間1人あたり2万6500ドルに設定されているが、日本ではまだ決まっておらず今後中医協で公的医療保険適用と価格に結論が出されて早ければ年内にも患者に使用されるとみられている。