去年9月にセルビアでレスリングの世界選手権が行われ、日本女子は10階級で6つの金メダルを獲得した。パリ五輪に挑む6人の平均年齢は22歳。5人が初出場というフレッシュな顔ぶれとなった。中でも世界的に実力が抜きん出ているのが軽量級の須崎優衣(50キロ級・25歳)と藤波朱理(53キロ級・20歳)。須崎は今回出場する中で唯一の五輪経験者。東京五輪では相手に1ポイントも与えず金メダルを獲得した。藤波は中学2年から公式戦133連勝、海外メディアから“ワンダーガール”と称される。レジェンド吉田沙保里も2人が金メダルに一番近いと称賛する。