ことしの冬は、過去2番目に暖かかった。暖冬の影響で、青果店では、ブロッコリーの価格が高騰している。ブロッコリーは、ことし1月、半世紀ぶりに指定野菜への認定が決まり、話題となった。1月上旬には1キロ275円だった卸売価格が、3月上旬には421円と1.5倍以上になっている。暖冬の影響で、成長が促進し、出荷が前倒しになったことで、流通量が例年より減り、価格高騰が起きているという。ブロッコリー料理の専門店では、ブロッコリーに特製ソースをかけたメニューが人気で、毎日10株ほど購入しているが、仕入れ値は約2割高くなっているという。ブロッコリーに以外にも、白菜やレタスなども値上がりしているという。苗木などの販売などを行う会社は、暑さに強いブロッコリーを開発した。こうした品種改良に加え、指定野菜になれば、生産者に補助金も支給されるため、今後、価格と供給の安定が期待される。