農林水産省は、はくさいやキャベツなど8品目の野菜について、今月10日から12日にかけてのスーパーなどでの平均価格を調査し、発表した。それによると、はくさいの1キロ当たりの平均価格は前の週から19円上昇し、375円となった。平年の2.6倍程度で、6週連続で2倍以上の高値が続いている。また、キャベツの平均価格は前の週から10円上昇し、410円で、こちらも平年の2.6倍程度となった。農林水産省によると、いずれも主な産地で雨が少なかったことなどから小ぶりのものが多く、出荷量の減少が高値につながっているという。農林水産省は今月中は出荷量の減少が続くことから、価格が平年を上回る状況が続くとみている。このほか、レタスとだいこんが平年の1.5倍程度、ねぎとにんじんが1.4倍程度となるなど、調査した8品目すべてで平均価格が平年を上回った。