今シーズンスーパーフォーミュラに参戦している岩佐歩夢(22)。10代の頃から国内でその才能を認められ、19歳で活動拠点をヨーロッパにうつすと、F4からF2とステップアップを果たしてきた。ホンダのバックアップに加え、レッドブルの育成ドライバーにも選出され、将来のF1ドライバー候補として期待されている。明確な目標を持ってスーパーフォーミュラに挑む岩佐。レース中の日本人フルートの無線は英語。岩佐にとって全てはF1へと繋がっている。現在F1に参戦している日本人は角田裕毅一人。わずか20席しかないF1のシートは常に満席。才能ある若手にチャンスが巡ってこない。重要なのはチャンスが巡ってきたときに実力が証明できるか。力を証明するために選んだ舞台がスーパーフォーミュラだった。開幕戦で目指していたデビュー戦勝利とはならなかったが、新加入選手では最高位の9位入賞を果たした。