- 出演者
- 勝村政信 竹崎由佳 松井大輔
1つの資本が国籍の異なる複数のクラブを保有する運営形態はマルチクラブオーナーシップ(MCO)として世界のサッカーシーンの潮流となっている。今回は横浜FCが取り組みMCOに迫る。
オープニング映像。
MCO(マルチクラブオーナーシップ)は複数クラブの経営に同時に携わること。世界では約300クラブがMCOの傘下に入っていると言われている。横浜FCは2022年11月、ONODERA GROUPがポルトガルのUDオリヴェイレンセの経営権を取得。移籍金収支で世界1位のポルトガルにONODERA GROUPは着目した。さらに当時三浦知良の移籍が大きな話題となった。横浜FCが描く未来は、夢を叶えられるクラブ。
横浜FCユースから期限付き移籍を果たした永田滉太朗。Jリーグを経ずプロとしてのキャリアをポルトガルから始める決断をした。現地では自炊し毎日欠かさないのがポルトガル語のレッスン。加入から4か月、去年12月に待望のポルトガルデビューを飾った。今シーズンはコンスタントにメンバー入り。
永田滉太朗はまだ出場試合数が少ないにもかかわらず19歳以下の移籍市場に名を連ねている。このことからもヨーロッパでのポルトガルへの注目度の高さがうかがえる。さらにポルトガルには若い選手が経験を積める最適な環境がある。リーグが充実しているためトップチームや他リーグへのステップアップに繋がる。
連帯貢献金はFIFAが定める国際ルールで所属元のクラブに支払われる移籍金のうち5%を12~23歳を過ごしたクラブが請求できる制度。横浜FCは移籍金と連帯貢献金がビジネスの新しい柱になると考えている。連帯貢献金は日本国内の移籍には発生しない。斉藤光毅選手は2020年にロンメルに移籍し、横浜FCに連帯貢献金約1000万円が支払われた。またトップチームの選手獲得にもアドバンテージがある。
若い才能を育てながら日本とポルトガルでクラブも大きくしていく横浜FCのMCO。ヒカルド・フェルナンデスは日本人選手がヨーロッパで成功するために重要なのは勇気だと語る。横浜FCでスポーツダイレクターを務める福田健二もMCOには大きな可能性を感じている。
山形伸之は日本では選手は人件費と言われるが、ヨーロッパでは選手は資産として見られているため市場での価値を上げるためにクラブは努力しなければいけないと話した。
横浜FCのMCOで若い選手がヨーロッパを経験する手段は移籍だけではない。ONODERA GROUPではポルトガルの環境も整備し、UDオリヴェイレンセの留学事業も開始。昨シーズンこの制度を活用し半年間ポルトガルに渡ったキーティング・タイラーは今シーズントップチームとプロ契約を勝ち取った。横浜FCユースの育成も活性化。高橋友矢のUDオリヴェイレンセへの期限付き移籍が決定。「PLAYON!」ではサッカー特化型オンライン英会話のレッスンが受けられる。
勝村政信は「若い世代がプロを意識している。技術的にはトップクラスだと思っているので意識が完全に埋め込めればワールドカップで優勝できると思う」などと話した。
JリーグYBCルヴァンカップ準決勝の試合日程を紹介した。
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