オランダの半導体製造装置大手「ASML」が発表した7月から9月の決算で、受注額が26億3300万ユーロ(約4222億円)と市場予想を大幅に下回った。また来年1年間の売上高の見通しも300億ユーロから350億ユーロと従来より下方修正した。AI関連は好調なものの、半導体市場の他の分野では回復に予想以上に時間がかかっているとしている。今日の東京市場でも半導体の先行きへの不安から関連の銘柄が大きく下落し、東京エレクトロンとレーザーテックの2社で日経平均を288円押し下げた。明日は半導体受託生産の世界最大手「TSMC」が決算発表を予定していて、日本市場への影響が注目される。