きょうのテーマは「アメリカ中間選挙後の政治日程を読む」。現在の獲得議席は上院が民主党54:共和党44で残り2議席、下院は民主党247:共和党153。吉崎さんは「民主党はこれだけ取っちゃうと余裕綽々ですね、来年は。議席数が接近していると党内の少数派が『俺達の言うことを聞け!』と言ってくるが、これだけ余裕があると『いいよ、反対しても』って言えちゃうので、議会運営は極めて楽。逆に共和党は2028年の大統領選挙を目指すのがすごく難しくなってしまって、これからは“脱トランプ”を目指す議員が増えてくると思う。アメリカは来年も大変だが、年内も結構大変。新しく選出された議員さんたちが仕事を始めるのは1月3日からなんです。それまでは今の議員さんたちによる“レームダック・セッション”が続く。ただ、“レームダック・セッション”は結構大事なことを決めないといけない。アメリカの財政年度は10月1日はじまりの9月30日までなので、すでに始まってしまっている。いまは9月2日に決めた繋ぎ予算が12月11日まで生きているので、その間は大丈夫なんです。逆に言うと12月11日までに新しい予算を決めないと政府閉鎖となってしまう。ところが11月は『復員軍人の日』や『感謝祭』などいろいろ長い休みがあるので、あっという間にクリスマスが来てしまうという日程。もう1つ大事なのが、年末までに国防権限法という防衛関係の予算と政策を決めないといけない。さらに選挙後はいつもだが、国際会議が立て込んでいる。ことしはASEAN関連会議がマニラで、APEC首脳会議が中国・深セン、G20首脳会議がマイアミ。これは全部日本から高市首相も出席する。特にAPEC首脳会議は米中首脳会談があるんじゃないかという話もあるので、これは日本としては慎重に対処していかないといけないところだと思う」などと話した。
12月にはFOMCがあるが、金融政策への影響について吉崎さんは「トランプ政権が大敗したので欧州議長としてはやや政策の自由度が増えたということになると思う。ただ今回の場合はFOMCの直後に繋ぎ予算の期限切れを控えている。そうすると『政府閉鎖のリスクがあるのにその前に利上げはできるの?』という判断が難しい問題がでてくる可能性がある。民主党も来年のことを考えると、猶予となると繋ぎの延長みたいなやり方でごまかしてくると思う。こういう時に心配なのが、いくつもの問題が他に連鎖してくること。“パーフェクト・ストーム”という言葉があり、複数の台風が一緒になって予想もつかないような大惨事が起きるということを指すのですが、その可能性もあるので、私はつくづく『政治は日程』と思っているのですが、日程を見ているといろんなことが見えてくる。今年、年内いっぱいは結構慎重に見ていかないといけない時期が続くと思っている。大統領選挙に向けた動きも始まるし、そういう意味ではここからが面白い時期が続くと思う」などと話した。
12月にはFOMCがあるが、金融政策への影響について吉崎さんは「トランプ政権が大敗したので欧州議長としてはやや政策の自由度が増えたということになると思う。ただ今回の場合はFOMCの直後に繋ぎ予算の期限切れを控えている。そうすると『政府閉鎖のリスクがあるのにその前に利上げはできるの?』という判断が難しい問題がでてくる可能性がある。民主党も来年のことを考えると、猶予となると繋ぎの延長みたいなやり方でごまかしてくると思う。こういう時に心配なのが、いくつもの問題が他に連鎖してくること。“パーフェクト・ストーム”という言葉があり、複数の台風が一緒になって予想もつかないような大惨事が起きるということを指すのですが、その可能性もあるので、私はつくづく『政治は日程』と思っているのですが、日程を見ているといろんなことが見えてくる。今年、年内いっぱいは結構慎重に見ていかないといけない時期が続くと思っている。大統領選挙に向けた動きも始まるし、そういう意味ではここからが面白い時期が続くと思う」などと話した。
