五輪のマラソン代表選手の選考は、東京大会から1発勝負のMGCマラソングランドチャンピオンシップが始まり、ロサンゼルス五輪でも実施する。MGCの開催は2027年秋で、出場権をかけたレースは、来年3月から始まる。これとは別に新たに導入されるのが、ファストパスという選考の仕組み。来年3月からMGC前の2027年3月までのレースで、設定タイムを突破した最上位の選手が内定。設定タイムは男女ともに、現在の日本記録より大幅に速く、ロサンゼルス五輪の参加標準記録の突破も条件。日本陸連中長距離マラソンシニアディレクター・高岡寿成さんは「ロサンゼルス五輪に向けて、スピードを追求するマラソン界の新たな挑戦としたい」と述べた。