3戦先勝のナリーグ地区シリーズ第2戦で、ドジャース・大谷翔平(30歳)とパドレスの先発・ダルビッシュ有(38歳)の直接対決が実現した。初戦を落としたパドレスは初回、ダルビッシュが大谷を三振に抑えると、迎えた2番・ムーキー・ベッツ(32歳)の大きな当たりは、レフトのJ・プロファー(31歳)がスーパーキャッチ。ダルビッシュは3回、大谷との2回目の対戦で“球種だけじゃなくて、足を上げる時間を変える”投球術を見せた。ダルビッシュは、投球ごとに投げるタイミングを変える駆け引きをし、大谷をファーストゴロに打ち取る。ダルビッシュは6回、大谷との3回目の対戦でも変化球を投げ込み、大谷をピッチャーゴロに打ち取る。2人の直接対決は、全15球のうちストレートはたったの1球のみ。変化球で大谷をノーヒットに抑えたダルビッシュは、7回を投げて被安打3・奪三振3・失点1の好投でパドレスを勝利に導いた。パドレス10-2ドジャース。試合後、ダルビッシュは「きょう起きてから全く緊張がなかったですし、本当に落ち着いていました。さすがに38歳なので、ガチガチに緊張はしてられないです。7回投げられましたし、球数(82球)も少なかったし、自分だとしてもすごく良かった」と語った。これで対戦成績は1勝1敗となり、第3戦と第4戦はパドレスの本拠地で行われ、繋がっていれば第5戦はドジャースタジアムに戻ってくる。