ウガンダの野球選手・カスンバデニスさんは、タイヤなど身近にあるものを使ったトレーニングの様子がSNSで拡散され、ドジャース・大谷翔平が彼のSNSをフォローしたということもあり、話題になった。ウガンダの首都カンパラから車で30分程のガヤザには、日本政府の支援でつくられた球場がある。ウガンダでは1980年代後半に内戦が勃発。反政府勢力が20年近くにわたり市民への攻撃を繰り返し、カスンバ選手は父親を亡くしたという。8歳のとき野球に出会い、家族を支えるため働きながら野球を続けていて、トレーニングの様子はみずからSNSで発信。世界各地からアドバイスをもらい、去年は大リーグのオールスターゲームの観戦に特別に招待された。今、ガヤザではカスンバ選手を目標にして野球に取り組む子どもたちが増えている。