ロシアの通貨ルーブルが下落する中で、プーチン大統領の信頼厚い黒服の中央銀行のナビウリナ総裁の手腕が注目されている。ナビウリナ総裁は先月、金利を3.5％引き上げて12.6％とする金融引き締め政策をとりルーブルの守護神とされてきた。ナビウリナ総裁は服装で今後の景気見通しや金融政策を示唆すると言われ、ウクライナへの軍事侵攻をしたときには真っ黒な服で悲観的見通しを示し、政策金利を一気に20％まで引き上げてルーブルを防衛した。それ以来、黒を基調とした服を着ているが、徐々に明るめの楽観的な見通しを示唆してきた。しかし、再び黒を基調とした服でルーブル防衛への強い決意を示している。しかし、ナビウリナ総裁へ、軍事侵攻がロシアにとっても有害だと重々知りながらプーチン体制を支えていることに「不道徳だ！」との強い批判も出ている。