アメリカも交えた3か国の高官協議。ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから始めての協議となったが合意には至らなかった。協議にはウクライナからブダノフ大統領府長官やウメロフ国家安全保障・国防会議書記など、ロシアから軍参謀本部情報総局・コスチュコフ局長を含む軍関係者、アメリカからウィトコフ特使とクシュナー氏、ドリスコル陸軍長官らが出席。初の3か国高官協議は合意には至らず、2月1日に次回の協議が行われる。ウクライナとロシアで依然として大きく隔たっているとみられるのがウクライナの東部ドネツク州とルハンシク州を合わせた東部ドンバス地域をめぐる領土問題。ウクライナは現在の前線で凍結した上で交渉に入るという立場。ロシアはドンバス地域を完全に制圧する立場で、ウクライナ軍が撤退しなければ武力で掌握するとしている。ゼレンスキー大統領は25日、訪問先のリトアニアで行った会見でウクライナとロシアで根本的に違う立場だとしたうえで、「アメリカが妥協点を探っている」としている。アメリカ政府の当局者は次回の協議に向けて領土問題に関して多くの準備作業が必要との考えを示している。ロシアによるウクライナ侵攻は来月24日で4年となるが、今後の協議で双方が折り合える条件を見いだせるのか不透明なままだ。
