“ロシアの攻撃でウクライナでは民間人が多数犠牲になっている”国連はそう警告した上で、ロシアが「ダブルタップ攻撃を繰り返している」と非難している。このダブルタップ攻撃とは“2回叩く”という意味で、最初の攻撃・空爆を行った後に負傷者を助けるために救急隊員などが集まったところを狙い、再度攻撃・空爆を行うという手法。国連の報告書によると、ロシア軍は今年3月~5月末に少なくとも5回ダブルタップ攻撃を行い、救急隊員や警察官など少なくとも9人死亡・19人がケガをしている。国連は「救急隊員などの民間人を殺傷する目的で攻撃が行われたのであれば戦争犯罪になる」とロシア軍の攻撃を非難している。ゼレンスキー大統領は、防空システムの強化を目指して欧米への外交的な働きかけを強めている。欧米でゼレンスキー大統領に対する信頼度が低下しているという。ポーランドでは22ポイント低下していて、背景には支援疲れがあるとのこと。一方で、ドイツの「ドイツのための選択肢」の支持者の45%はプーチン大統領を信頼していると回答したと伝えられた。ロシア外務省は、ヨーロッパの一連の選挙で右派などの躍進を歓迎する姿勢を示した。