ウクライナ情勢。侵攻を続けるロシアに軍事的な協力を進める北朝鮮。朝鮮労働党の機関紙はきょう、ロシアとの相互の軍事支援を盛り込んだ「包括的戦略パートナーシップ条約」が発効したと伝えた。この条約は今年6月に北朝鮮を訪問したロシア・プーチン大統領が金正恩総書記と署名したもので、“一方が武力侵攻を受け戦争状態になった場合、遅滞なく自らが保有する軍事的支援を提供する”と明記。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は条約について“きのう、モスクワで批准書を交換し、発効した”と伝えた。ブリュッセルで開かれていたNATO外相会合では、ロシアが北朝鮮やイランなどと軍事的な連携を深め、ウクライナに対し攻勢を強める中、加盟各国はウクライナへの防空システムや弾薬の供給を加速させる方針を確認。NATO・ルッテ事務総長は防衛費増額に向け議論していく考えを示した。