ロシアのプーチン大統領は新型ミサイルの量産化を宣言し実戦も含めて発射実験を今後も続けていくと表明した。更に、ロシアに派遣されている北朝鮮兵の動きも活発になっている。21日、午前5時過ぎウクライナ東部ドニプロ市で撮影された映像の紹介。複数のミサイルがすさまじいスピードで着弾しているのが確認できる。今回の攻撃は米国製のミサイル「ATACMS」と英国製のミサイル「ストームシャドー」がロシア本土へ撃ち込まれたことへの対抗措置だというが、プーチン氏は、ウクライナに兵器を供与した国々を標的に「ロシア製の兵器を使う権利がある」と威嚇した。防衛研究所・兵頭慎治研究幹事が「今度米国の大統領になるトランプ氏はこの戦争を終わらせることを公言していておそらく何らかの停戦交渉を提示するのではないかと見られている。これに向けてウクライナ、ロシアともに今のうちに自国に都合のいい戦況を作り上げたい」と語った。実際、トランプ次期大統領はロシア、ウクライナ戦争の早期終結に向け特使のポストを新設し、リチャード・グレネル元国家情報長官代行の起用を検討している。ロシアに派遣されている北朝鮮兵の動きも活発化している。CNNは、ウクライナ当局筋の話として、ロシア軍の占領下にあるウクライナ南東部マリウポリや東部ハルキウ州でロシア軍の軍服を着た北朝鮮兵の存在が確認されたと報じた。北朝鮮兵は、これまでロシア領内に留まっているとみられていたが、ウクライナ領内に入ったことが事実であれば戦争の激化につながる可能性がある。結束を強める両国。専門家は、これは日本にも脅威になり得る事態だとしている。