歌手の橋幸夫さんが20日、中等度のアルツハイマー型認知症を公表。今後は体調を見ながら歌手活動を続ける。認知症は主に4つの種類に分けられる。橋のアルツハイマー型は脳内の異常なたんぱく質により神経細胞が破壊され脳が萎縮して発症する認知症。2040年には65歳硫黄の3人に1人が認知症・予備群になるとみられている。認知症と診断されたことを公表する著名人で今も多くのアメリカ国民の心に刻まれている人物がロナルド・レーガン元大統領。退任3年後の1992年にアルツハイマー型認知症を発症。1994年にナンシー夫人と連名で国民へ書簡で公表。当時、認知症であることを公表する人は少なかったが、レーガン元大統領の発表が流れを大きく変えるきっかけになった。ペン・メモリー・センターソーシャルワーカーのアリソン・リンは「認知症はほかの病気と変わらないと前向きにとらえるようになり、偏見を減らすことができる」と話した。アルツハイマー型であることを公にする人が徐々に増える中、レーガン元大統領の発表から17年、カントリー歌手のの壮絶な闘病生活が全米に衝撃を与えた。