パリオリンピックは大会10日目、フェンシング・男子フルーレ団体で日本が金メダルを獲得。この種目で日本勢が金メダルに輝くのは初めての快挙。2012年のロンドンオリンピック以来となる3大会ぶりのメダルを確定させた日本は、イタリアとの決勝に臨んだ。フェンシング・団体戦は、1チーム3人で9試合を戦い、合計得点が多いか45点先取で勝利となる。最初に登場した2大会連続出場の敷根崇裕選手(26)と2試合目に登場した個人で4位だった飯村一輝選手(20)の活躍で、日本が序盤からリードを奪う。しかし、この後、日本はイタリアの反撃で逆転を許し、第5試合終了時点で2点のビハインドを追う。ここで登場した飯村選手が3連続ポイントを取るなど試合の流れを一変させ、日本が逆転。さらに日本は第8試合、途中交代で入った永野雄大選手(25)が相手にポイントを与えず、5連続ポイントを挙げる。そして、最後は飯村選手が45点目を奪い、男子フルーレ団体日本代表が2012年のロンドン大会を五輪を超える史上初の金メダルを獲得した。今大会、大躍進のフェンシングは5つのメダルを獲得した。