アメリカとウクライナの首脳会談決裂で危機感が広がる中、イギリス・ロンドンでは2日、ヨーロッパ各国の首脳がウクライナ和平をめぐって会合を開き、追加支援の案や停戦後の取り組みなどについて協議した。欧州首脳会合には、イタリア・メローニ首相やフランス・マクロン大統領など10カ国以上の首脳が参加し、ウクライナ・ゼレンスキー大統領を出迎えた。イギリス・スターマー首相は「我々はいま歴史の岐路にいる。これ以上議論をしている場合ではない。行動を起こす時だ」などと述べて、ウクライナへの追加の軍事支援や停戦後は、融資連合によって平和維持部隊が駐留する計画などを明らかにした。この会合に先立ち、スターマー首相はテレビのインタビューで、イギリスとフランスが主導して停戦計画をまとめて、アメリカと協議する考えを示していて、計画が成功するためにはアメリカの支持が必要だとも語った。