イギリスの主要紙は9日、高市政権の衆院選大勝を巡り「圧勝で手腕を誇示した」と報道した。国際問題戦略研究所・ロバート・ウォードさんは「高市首相は信任を得てやりたいことも多くある。ただ経済や外交での行き詰まりや党内の反対意見といった弱い面もある。現実主義に徹し実行可能なことから着手すべき」と話した。ウォード氏は必要な外国人労働者の受け入れと「厳格な外国人政策」との矛盾も課題になるとみている。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのクリスティン・スラック准教授は「(高市のロールモデルとしてメローニ首相をあげ)活動的でSNSで多くの指示を集めている。政策はかなり右寄りだった。(メローニ氏は)首相就任後、軌道修正しより現実的な路線に転換した」という。実際2023年メローニ首相は外国人労働者約45万人を受け入れる決定をした。スラック氏は高市首相も同様の「現実的な判断」ができるか注目としている。国際社会で知名度が高まった高市氏が理想と現実をどう両立させるのか、世界が注視している。
