アジア王者の日本と南米予選1位で勝ち抜いてきたパラグアイの試合は、南米特有の厳しい当たりで日本を潰しにくる。前半19分、斉藤光毅が大畑歩夢にパスし、三戸舜介がフリーなのを確認してスペースでもらってシュートした。前半23分、平河悠が足を踏まれてパラグアイにレッドカードが出された。平河悠は途中交代を余儀なくされる。後半になると1人少ないパラグアイが攻撃モードになる。後半18分、三戸舜介が相手の視野の外にポジションが取れていて、2点目を獲得した。後半24分の山本理仁のゴールでリードを広げると、後半36分フリーキックのチャンスで荒木のクロスに藤尾が決めた。更に後半42分、再び藤尾翔太が決めて5点目を獲得した。全線の藤尾まで少ないタッチでつなぐパス運びで奪ったゴールだった。オリンピックでは日本史上最多となる5得点を上げて勝利した。グループDの首位に立っている。内田篤人は、陰のMVPとして藤田譲瑠チマ選手を挙げた。