完全予約制で、普通の一軒家で営む北海道帯広市の「高野食堂」。店主の高野賢治さんの本業は料理人ではなく、牛の爪を切る削蹄師。趣味の延長で店を始めたため、1人で切り盛りしている。十勝の牛を1頭買いし、いろんな部位を味わえる肉尽くしのフルコースが食べられる。それぞれの部位にあった最適な料理が提供され、十勝産のチーズに地元野菜を使ったサンドイッチやテールを煮込んだ特製ソースをかけたパスタなど全9品。おまかせコースは飲み放題まで付いて3000円だという。コースのシメには、なぜか店主が鉄棒で大車輪をする様子を見せられる。高野さんは少年時代ひ弱で、テレビで見た大車輪に力強さを感じ、45歳のときに自宅に鉄棒を作り大車輪に挑戦したという。称賛されたことが快感となり、「大車輪付き肉づくし」という唯一無二のフルコースが完成した。
