メリダはローマ帝国の都のはるか西に建設された都市だった。小さな旧市街を中心に22の遺跡があり、世界遺産になっている。旧市街に入る全長792mのローマ橋は2000年前に建設されたが今も人が歩いている。現存する古代ローマの橋の中でもここまで長いものはなかなか無い。現代の町の真ん中にディアナ神殿がある。門や広場などは帝国の都・ローマをモデルに建設された。戦争などで領土を拡大したローマ帝国。メリダは属州ルシタニアの首都だった。メリダにも円形闘技場がある。剣闘士の多くはローマとの戦争に敗れた捕虜。闘技場のすぐ横は100年ほど前まではほとんどが土に埋まっていた。発掘してみると半円形の階段が出現、劇場だった。ローマ帝国では属州でも帝都ローマと同等の高度な施設を備えていた。
メリダは今でも発掘すると遺跡が次々と見つかる。メリダは街道沿いに位置していたこともあり、交易などで繁栄した。広大な競技場の原型が残っているのは非常に珍しい。
メリダは今でも発掘すると遺跡が次々と見つかる。メリダは街道沿いに位置していたこともあり、交易などで繁栄した。広大な競技場の原型が残っているのは非常に珍しい。