旧ソビエト連邦の構成国・ジョージアの議会は外国から資金提供を受ける団体を規制するいわゆる「スパイ法案」を採択した。これを受けてホワイトハウスのジャンピエール報道官は14日、法案について「民主主義の価値観に反する」ものだと指摘した上で「法律成立の場合、私たちは今後の関係見直しを余儀なくされるだろう」と述べた。またジョージアのEUへの加盟についても遠のくとの見方を示した。法案をめぐってはジョージア国内で懸念が高まり、議会前などで、連日抗議活動が行われていた。萩谷は「民主主義を阻害する、言論統制などになっていくのではないか。2008年にロシアがジョージアに軍事侵攻してから、ジョージアはロシアを脅威に感じてきた。だからこそEUやNATOに加盟申請を出しているが、EUやNATOに加盟できていない状態で、そこに守ってもらえないならロシアとも適度な関係を保たなければならないというジレンマがあると思う。完全に西洋側に寄れないと思う」などとコメントした。