大統領選挙からの撤退論が噴出している米国のバイデン大統領は4日、独立記念日のイベントに出席し、支持者から選挙戦の継続を求める声が上がると「私はどこにも行かない」と述べて撤退を否定した。これに先立ちバイデン氏は4日に放送されたラジオ番組で、先月の討論会について「私はしくじった、ミスをした」と失敗を認めた。そのうえで「打ちのめされても立ち上がる、選挙で勝利する」と述べた。一方、バイデン氏と対決するトランプ氏は3日、自身のSNSに動画を投稿し、バイデン氏が立候補を取りやめるとの見方を示した。その上で“ハリス副大統領が代わりに大統領候補になる”と指摘し「彼女は本当にひどい」と批判した。