日本、米国、韓国の安全保障担当の高官が25日、米国の首都ワシントンで会談することが分かった。関係者によると、会談には秋葉国家安全保障局長、米国のホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官、韓国のシンウォンシク国家安保室長が参加する。会談では、来月5日に行われる米国の大統領選挙がどのような結果になっても、日米韓の安全保障政策に大きな変化が生じないよう当局間の信頼関係を維持し、国際的な課題に共同で対処できる体制作りを進めるなど、さらなる連携強化を確認する見通し。また、中国やロシアが軍事活動を活発化させていることや、北朝鮮の核ミサイル開発のほか、北朝鮮の兵士がロシアによる軍事侵攻が続くウクライナに投入されるという見方が出ていることなど、国際情勢の喫緊の課題について意見を交わし、緊密に連携していくことを確認する。このほか日米韓の高官らはそれぞれ個別に会談するという。