日本銀行は、今年最初の金融政策決定会合で、去年7月以来となる利上げを決めた。日銀は、政策金利である短期金利の誘導目標をこれまでの0.25%程度から0.5%程度に引き上げた。2008年以来、およそ17年ぶりの水準。利上げを判断するうえで焦点となっていた賃金については、去年に続きしっかりとした賃上げが実施されるという声があるとした。もう1つの焦点である海外経済については、「様々な不確実性は意識されているものの、国際金融資本市場は全体として落ち着いた状況」だと分析している。日銀は経済や物価が見通し通りに推移していけば、引き続き政策金利を引き上げるという。