日本時間のけさ行われた日本政府とアメリカ政府の関税交渉。赤沢経済再生担当大臣はトランプ大統領と会談し、関税の見直しを求めた。日米の関税交渉は、アメリカのトランプ大統領が外交儀礼上は格下の赤沢大臣に面会する異例の形でスタートした。日本側の発表によると、トランプ大統領は16日、赤沢大臣とホワイトハウスでおよそ50分間会談し、アメリカ側からはベッセント財務長官やラトニック商務長官らが同席した。トランプ氏からはアメリカの関税措置について説明があったうえで、日本との協議は最優先だとの発言があったとしている。その後トランプ大統領は参加しない会談が行われ、赤沢大臣はアメリカ側に対し、相互関税や自動車関税などについて見直しを強く求めたとしている。赤沢大臣は在日米軍の駐留経費の負担など、安全保障をめぐる議論は行われたことを示唆している。