G20財務相・中央銀行総裁会議などのため、アメリカ・ワシントンを訪れている加藤財務相はアメリカのベッセント財務長官と会談を行ったと見られている。ロイター通信などによると為替についてベッセント財務長官は特定の通貨目標はないと述べ、為替相場の目標など協議することはないとの見通しを示しており、加藤財務相も為替相場は市場によって決まるものであり、過度な変動や無秩序な動きは経済および金融の安定に悪影響を与えるとの基本姿勢をベースに協議に臨むとしている。加藤大臣はまもなく記者会見を行うことになっており、そこで会談の詳細が明らかになる見通し。これに先立って行われたG20の会議だが、初日は日本をはじめ多くの国がアメリカの関税政策に懸念を示す意見を述べた一方、アメリカは自国の立場に基づく主張をしたということだ。