トランプ大統領は習近平国家主席と電話で会談し、中国系の動画共有アプリ「TikTok」の取引の承認などについて進展があったと自身のSNSで明らかにした。一方、中国国営の新華社通信によると、会談は実務的で前向きだったと伝えていて、TikTokのアメリカ事業の売却について習主席は「企業の意思を尊重する。中国の法律に合致し、利益のバランスがとれた解決策をまとめることを歓迎する」と述べたということ。両国は事業の売却について、合意に向けた枠組みで一致しているが、首脳会談でどのように進展したかは明らかになっていない。また、トランプ大統領は、両首脳がこの秋に韓国で開催されるAPECにあわせて対面で会談を行うことで合意したと明らかにした。さらにトランプ大統領が来年の早い時期に中国を訪れ、習主席が適切な時期にアメリカを訪問することでも合意したとしている。